4/1から新会社(小会社)で働きはじめた

去年から新会社(小会社)を作る話があり、今年の2月くらいから動きが加速され、4/1から新会社のために働いている。

まだ、完全に転籍はしていないので出向ではある。

設立後間もない会社なので色々と忙しい。その色々はエンジニアリング中心ではあるのだが。。。営業サイドはよくわからない。

新会社の事業はベンチャー企業精神を必要とするチャレンジングなものだが、実際の組織体制や今年のゴール感の共有はどうか?と自問自答してみてもよくわからない状況である。組織フェーズで言えば、暗中模索状態なのかもしれない。

まだ、企業のHPはできていないが、Interopの出展や夏のKubedayのスポンサーになる予定はあるようだ。

2023年の簡素な振り返り

2023年の振り返り

1.仕事

今年はあちこちに開発出張が多く、多忙な一年でした。9月から12月までは家にいた記憶があまりない。

技術領域では、弊社のプライベートクラウドのネットワーク設計と構築に始まり、Observabilityの実装、DevOps推進活動、

Kubenetesもろもろ、wasmでサーバレス研究開発と率先して仕事してきたつもりである。

同僚からはイニシエーターと呼ばれている。

役職は4月にStaff Engineerになってから、Research Engineerとなって、技術専任部長になった。

学術系の活動としては、IEEE情報処理学会に学生会員として入会した。週に2本の論文を読みたいと思っている。


2.学業

大学は1年と半年後に卒業予定。総単位数は126単位。主に情報学を学んでいる。日々勉強と仕事の平凡な毎日で幸せな一年だった。大学卒業後は東大と東工大の大学院に入学したいと思い。大学の勉強以外に大学院の入試の勉強も始めた。院試はかなり難しいがコツコツと解法を積み上げれば大丈夫だと思う。

したい研究は分散機械学習、HPCや並列コンピュータあたりを専門にしたい。研究の主な目的は様々な社会の課題をコンピュータの力でさらに効率よく解くためだ。他の研究動機としては勉強と研究はやはり楽しい。


3.プライベート

パートナーに日頃の感謝として色々とプレゼントした。まぁ、自分が生存出来るのもパートナーのお陰である。

登山は、夏に木曽駒ヶ岳に登り、出張で忙しく低山も多かった。他に趣味としてパン作りを始めた。最近はパンを焼けてないが...

箱根と小田原にはよく行ったが、鎌倉にはあまり行かなくなった。

デンマークのビンテージランプを買って、デスクに飾った。

素直と信頼

色々な人と仕事をしながら、お互いに信頼するためには、率直は大事な徳であると実感することが多くなった。歳のせいか...

松下幸之助さんも『道を開く』という本で率直さの大切を説いている。

自分が間違えば誠意を持って誤り、人から何かをしてもらえば感謝してお礼を言う、難題に直面すれば邪念なく本質を見るように努力する。

現実はこれらを実行できているかわからないが、山に登ったり、温泉に入ったりしている時にふと意識する事が多い。

今の自分は大学で博士号を取る夢がある。夢の実現にも率直さが必要。なぜなら、周りの理解と協力がいるからだ。そこにも信頼という土台があり、信頼を得るには率直さが必要だ。

出張と近況

長い真夏が終わり、晩夏も過ぎて初秋になった。出張から帰宅中の新幹線車内でこのブログを書いている。眠い。

最近は社内のプロジェクトと和歌山大学とのプロジェクトなどで出張の日々が続く。行き先は本社、和歌山大学

そして、10/1から大学の2学期が容赦なくスタートした。正直、大学の勉強は楽しいが、平日は出張の仕事で夜遅くまで働き、土日にバタバタと大学の勉強していて辛いことも多い。まぁ、鉄の意志で乗り切っている...

自己管理というとカッコイイが、泥臭い自己管理徹底がこんな時に物を言う。

 

さて、現在の仕事の内容は詳しく書けないが、自分が担当している研究開発の実装が始まった。とてもエキサイティングだ。相変わらずk8sには日々お世話になっていて、k8sを本格的に使い始めて3年になる。そろそろk8sの気持ちがわかるようなわらないようなそんな日々。特にOperatorの開発はまだわからないことも多い。計算機となれば、ネットワークとストレージ。

ネットワークは新しいアーキテクチャに刷新するために検証中、ストレージは弊社内製のDWHに合うストレージを選定中。ネットワークもストレージも奥が深く、コンピュータサイエンスの知識が役だったりする。

最後に、自分でも意外なことで、.NETを使った。あのC#である。なんだかJavaみたいだなと感じながら、コードを書いている。

久々にブログを書く

最近2ヶ月で取り組んでいること。

  1. 自社ネットワークの設計と検証
    1. IP-CLOSネットワークの導入。SONiCを使っていることくらいしか書けない
    2. NETCONFやYANGがまるでわからん状況だが、なんとかなる
    3. BGPは難しいの一言。でも、このルーティングプロトコルで経路の冗長化などができるのは嬉しい
  2. 社内ハッカソンの開催準備
    1. なぜか、参加者として手を上げたが、なぜか開催者側になってフロントエンドとバックエンド(認証やプロジェクトテンプレートの準備の自動化)を担当することに
    2. フロントエンドは何もわからん。Vue.js(Nuxt.js)+Vuetifyを使っている。Vueは理論的な本を少し読んで、概要を掴み後はネットにある記事などを参考にやっている。TypeScriptを使っているが、別にJavascriptでもよかった
    3. バックエンドはなぜかC#(えっ?)である。人生初のVisual Studioを触る。
      1. RESTサーバはたぶん作りやすい
      2. Javaに似ていて、そもそも最近はGoかRustを書いているので、クラスを作るのは久々(Pythonを使っていた頃以来)
  3. Observabilityの活動
    1. クラウドネイティブでは必須の要素だけど、実装は結構めんどい
    2. SLOとかは策定中
    3. eBPFのObservabilityツールを入れた。Ciliumは検証中だがうちの環境だと動作が怪しい(調査中)
    4. オライリーのeBPFの本を買って学んでいる
    5. OpenTelemetryを細々と自社に導入計画中
      1. 主にトレース用
    6. Lokiを自社に合わせた仕様にしている
  4. Wasm
    1. WasmCloudとかもろもろいじっている
    2. 大学の研究課題はWasmにしようかと検討中
    3. そういえば、WasmerがRISC-Vに対応したんだっけ
  5. DevOps
    1. いつのまにか本社に出張になったのがこれ。なぜか推進担当に。。。
    2. CI/CDの導入を設計。Kubernetesクラスタにデプロイ。継続的デリバリー
      1. ArgoCDは入れてない。自社用のデプロイツールがあるのでAPI呼び出しでコンテナをクラスタへデプロイする

ちらっとDapperの論文を読む

分散トレースについて、自社で色々と調べて導入している。そこで、Jaegerなどの実装レファレンスとなったDapperの論文を読んでみることにした。GoogleでどのようにDapperが生み出され、利用されているのか興味がある。

research.google

Pixieについて調べる

eBPFを使った、Kuberneteクラスタの可視化ツール。キモは"No Instrumentation"を謳っている。これはeBPFの機能を使って実現されている。

ひとまずアーキテクチャのページを覗いている。

docs.pixielabs.ai